2018/4/3

YouTubeでみた池上彰の番組

バルト三国リトアニアエストニアラトビア

エストニアは世界一の電子国家で、個人情報すべてをデジタルで管理している。現金は持たず、国民のほとんどがデビットカードで決済する。デビットカードは口座直結で個人の貯金額がまるわかりなので、確定申告などの面倒くさい手続きもネット上でぽちっと、時間がかからない。

サイバー攻撃対策は、情報を国外でバックアップすること。どこにあるかは国家機密。

・電子国家になった背景には国が辿って来た暗い歴史がある。エストニアはこれまでドイツ、スウェーデン、ロシア、そしてソ連の植民地だった。長い間自国の独立を認められず弾圧され続けたこの国は、そのうち国を電子空間の中に移そうと考える。電子空間の中の国家なら、実世界にいる敵から支配の手が及ぶことはない。

ソ連の植民地時代にエストニアが共和国の役割として与えられたのがITの研究部門だった。そのためエストニアでは古くからプログラミングなどのデジタル技術開発が進んでいた。1960年頃には既に国家を電子に移行する計画と取り組みが進められていたそう。

 

弊害はないのかな。デメリットにばかり目を向けていないで、さっさと変えて適応していく感じ、潔さがエストニアの人のインタビューに現れていて面白かった。エストニアの人にはそのスピードや変化の仕方が普通で、何も疑ってないように見えた。良くも悪くも大半の日本人にとってはまだ理想の中の世界。個人や企業が変わっても、国家が進化するのには時間がかかりすぎる。

 

『彼氏をローンで買いました』最終回

なんだその終わり方。

先週のクズで優しい男と戦場で戦っていて優しさに気が回らない男の話。古くさくてうざい言い分だけど理解できない話ではないから、改めて言葉にされると時代をかき乱す程度の破壊力がありそうな気がした。マイノリティを保護する風潮に寄りすぎた現代の揺り戻しをしようとしているところに共感できたし、そういうものが今の新しい作品として出回っているのも興味深いと思ってた。ポスト平成的なトレンドが受け入れられる時代なのかな?とかって考えたりして。だから物語の最後は取り残された価値観を行き過ぎた流れとぶつけて、新しい答えに導いてくれるのだろうとわくわくして待ってた…けど。

結果は、取り残された時代のただの捨て台詞だった。時代を変える気もない、自分を変える気も責任もない、ただ主張をして押し付けるだけ。そんなのドラマの中で散々貶していた今の時代のやり方と一緒じゃん。取り残された価値観を懐古してマイノリティとして主張しただけじゃないか。

もう一度言う。なんだその終わり方。作品に私欲混ぜすぎでは。